30代後半アラフォー世代に松坂桃李の「あの頃。」をおすすめしたい!
2021年6月18日レンタル開始された映画「あの頃。」を視聴しました。
「あの頃。」は、漫画家やベーシストとして活躍している劔樹人(つるぎみきと)さんの自伝的コミックエッセイ「あの頃。男子かしまし物語」を映画化した作品です。
キャスト
仲野太賀(コズミン)
山中祟(ロビ)
若葉竜也(西野)
芹澤興人(ナカウチ)
コカドケンタロウ(イトウ)
大下ヒロト(アール)
木口健太(佐伯)
中田青渚(靖子)
片山友希(奈緒)
山﨑夢羽(松浦亜弥)
西田尚美(馬場)
松坂桃李、仲野太賀、若葉竜也、この3人の組み合わせ、いいですね。
簡単なあらすじ
どん底生活を送っていた劔は、ある日、松浦亜弥の「桃色片想い」のMVを観ます。
これに衝撃を受けて、一気にハロー!プロジェクトのアイドルオタクに。
藤本美貴大好きのコズミンをはじめ、個性豊かなオタク仲間と「恋愛研究会。」を結成し、トークイベントやライブなど青春を謳歌。
時は流れて、アイドルよりも大事なものを見つけて・・・・・
あの頃を。を観た感想
時代設定は2000年前半なので、今からちょうど20年前くらいでしょうか。
ちょうどおじさんが大学生の頃ですね。
だからこそ、非常に共感できて、懐かしく感じ、当時のことを思い出しながら観ていました。
松浦亜弥やモーニング娘。など当時のアイドルが全面的に出てきます。
おじさんも松浦亜弥の桃色片想いが好きだったので、松坂桃李演じる劔の気持ちがすごく分かりました。
あの頃のあややは、本当に可愛かったです。
物語終盤まで、ほぼオタクの青春の日々。
このまま終わったら、ただノスタルジックな内容のない薄っぺらい作品だけど大丈夫?
と思ってハラハラしながら観ていましたが、ちゃんと山場がきて一安心。
正直、そのままノスタルジーな気分に浸りながら終わってもそれはそれでいいかなとも思っていましたが。
ネタバレになるので詳しくはお話できませんが、この作品のキーになる人物は松坂桃李の劔ではありません。
仲野太賀演じるコズミンです。
この作品の8割くらいはコメディといっていいと思います。
残りの2割が仲間との友情などの感動要素。
悲しい場面も笑いに変えてるあたりがすごいと感じました。
強引にではなく自然になので、こちらも素直に笑うことができます。
そして、松坂桃李や仲野太賀をはじめとするオタクグループの演技が素晴らしかったです。
中でもやはり、松坂桃李と仲野太賀の演技はずば抜けていた印象。
相変わらず上手いです。
自然な演技、自然な掛け合いがたまらなく良かった。
友達・仲間とくだらない話をしているシーンがリアルで最高でした。
おじさん的にこの映画は、好きです。
メッセージ性が強かったり、深みのある作品ではありません。
ただ、ノスタルジーな気持ちにさせてくれますし、笑いどころも盛りだくさんなので、単純に面白かったです。
最後にちょっと泣きそうになってしまいましたし。
真剣に作品に集中しなくても松浦亜弥、モーニング娘。など懐かしいアイドルたちがたくさん出てくるので、おじさんと同じ30代後半アラフォー世代なら楽しめると思います。