期待以上?期待以下?おじさんの最近観た映画の感想・レビュー
最近、観た映画の感想です。
邦画、洋画、アニメ全て含みます。
古い作品もあれば新しい作品もあります。
そして、「期待以上だった」「期待通りだった」「期待以下だった」の3つに分けてみました。
おじさん個人の感想なので全然異論は認めます。
期待以上だった作品
コンプリシティ/優しい共犯
コンプリシティ/優しい共犯は、2021年のベストムービー候補のひとつです。
シンプルで昔ながらの映画です。
キャストやストーリーなど全体的にかなり地味な作品だったので、あまり期待せずに観ましたが、素晴らしい作品でした。
最近、涙腺が弱いせいか感動してボロボロ泣きました。
藤竜也さんの演技が光っています。
リアリティがあり、観ていて心に来るものがあります。
観て損なしです。
哀愁しんでれら
これは期待値がとても低かった作品です。
「哀愁しんでれら」ってタイトルがもうアレだし、田中圭さんが出ている辺りでちょっとコメディよりかなって勝手に思っていました。
そんな馬鹿にしていた映画ですが、いざ観てみると面白い。
期待値が低かったのもありますが、想像以上の作品でした。
サスペンスホラーという言葉がぴったり。
田中圭さん、土屋太鳳さん、COCOさん、この3人家族の狂気っぷりが怖い。
ハッピーからの胸糞ラストへの急落下に口がポカーンってなりました。
ソワレ
ソワレは、村上虹郎主演の逃避行ものです。
手持ちカメラで撮影しているようなドキュメンタリーテイストの作品。
最近、こうしたドキュメンタリーっぽいのが多い気がします。
色々とツッコミどころはありましたが、ストーリー構成が抜群。
人がいきなり消える幻想的なシーン、時間軸の使い方など映像テクニックが上手い。センスを感じます。
そして、ラストの伏線回収が素敵でした。
あの頃。
松坂桃李さん目当てで観た作品です。
内容を全く知らずに観たのが良かったのか、かなり楽しめました。
松坂桃李さんのハロプロおたくっぷりが最高に面白かったですし、上手かったです。
下ネタ全開でくだらない会話がいっぱいですが、男子の会話っぽくて好印象でした。
感動のラストへの持ってき方が良かったです。
仲野太賀さんの熱い演技に今回もやられてしまいました。
mid90s ミッドナインティーズ
洋画です。
期待はしていましたが、期待以上の作品でした。
一緒に観ていた人はつまらないと言っていましたが、おじさん的には最高に面白かったです。
ものすごく共感できる点があったので。
アメリカ版の青春思春期ドラマ。
少年の悪ぶった年上の憧れ・尊敬、周囲の不安感など細かく丁寧、リアルに描いています。
男なら気持ちがわかるだろ?って聞かれてる感じがします。
90年代の雰囲気を出す撮影方法や音楽が良かったです。
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期待通りだった作品
夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者
夏目友人帳はテレビアニメ版も劇場版も外しませんね。
期待通りのクォリティ、安定して面白いです。
夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者は、2部構成になっています。
どちらも良かったですが、おじさん的には後半の怪しき訪問者の方が好きです。
夏目友人帳を観終わった後は、いつも優しい気持ちになれます。
癒しが欲しい人はぜひ。
ミッドナイトスワン
草彅剛さん主演の話題作品「ミッドナイトスワン」です。
トランスジェンダーの現実を繊細に描いています。
痛々しいほどリアルさがあり、ちょっと観るのが辛くなる場面もありました。
草彅剛さんの演技はもちろんですが、子役の服部樹咲さんの演技も素晴らしかったです。
バレエの美しいシーンと現実の過激なシーンとのギャップがより、作品にインパクトを与えています。
今年を代表する感動作ではありますが、あまりにも評判が良く期待値が高かったので、期待以上とはいきませんでした。
勝手にちょっとハードルを上げすぎました。
銀魂 THE FINAL
銀魂 THE FINAL、面白かったです。
これぞ銀魂という期待通りの内容でした。
最初からドラゴンボールのパクリ、終始ほぼギャグ。
ファイナルなのに関わらず、これでもかってくらいギャグを入れるあたり銀魂らしいです。
なんでもいいから登場キャラ全員集合みたいなノリで、いい意味で雑なアベンジャーズを観てる気分でした。
不覚にも感動して泣きそうになりました。
バトルシーンの作画は迫力あって最高。
銀魂は笑えて感動して、何も考えずに観れるのがいい。
魔女がいっぱい
そこそこ期待していて、そこそこ楽しめたので、期待通りの作品です。
正直、すごく面白いわけではありません。
もう少し大人向けかなと思っていたのですが、子供向けの内容でした。
ただ、アン・ハサウェイの弾けた演技を観れただけで満足。
ちょっと怖いシーンもありますが、子供と一緒に観るならおすすめです。
ホテル・ムンバイ
ホテル・ムンバイは、とても評価が高く、ずっと気になっていた作品です。
実際に起きた宗教テロ事件。
観てみて、どうしてみんなの評価が高いのか分かりました。
激しいアクションがあったり、スーパーヒーローが助けにくるわけでもありません。
普通の一般人が必死に生き残ろうとする様子を描いています。
このリアルさが観ている人をひきつけます。
撮り方も上手い。
あっという間に時間が過ぎて、観終わった後にドッと疲れました。
間違いなく良作です。
夏、至るころ
池田エライザが監督を務めた青春映画です。
もっと今どき感のある作品かと想像していたのですが、ノスタルジックな雰囲気、昔懐かしい感じの邦画。
なんだかベテラン監督が撮ってるかのような雰囲気です。
ただ、撮り方がちょっとあざといと感じるところもありました。
池田エライザが監督ということもあって、色眼鏡で観てしまいがちですが、悪くはなかったです。
むしろ、良かったと思います。
少しだけ先生役として出ている高良健吾さん良かったです。
期待以下だった作品
花束みたいな恋をした
泣ける映画として話題になった「花束みたいな恋をした」。
菅田将暉さんと有村架純さんという今人気の2人を起用しています。
かなり期待していただけに観ている時のガッカリ感がすごかったです。
内容が非常に薄く、泣ける場面がどこなのか分かりませんでした。
ただ人気の2人を使っただけで、菅田将暉さんと有村架純さんが出ていなかったら注目されたかどうか怪しい。
今回に限っては、役者の演技も微妙でした。
押井守さんが出演していたり、小説や漫画などが作品にちょくちょく出てきます。
情報量は多いですが、ただそれだけ。
駄作といってもいいくらいつまらなかったですが、映画の売り方は上手いです。
どうすれば話題になるか、どのターゲット層に絞るか、何を作品に入れればいいかなど考えられて作られています。
新感染半島 ファイナル・ステージ
前作が面白かったので、今回も期待していましたが、あまり面白くなかったです。
アクションやカーチェイスが盛りだくさんで、そういったシーンが好きな人にはウケがいいと思います。
おじさんも嫌いではないですが、ストーリーが断然前作の方が面白いです。
前作よりも派手で確かに見ごたえはあるかもしれません。
単純におじさんには合いませんでした。
残念です。
人数の町
中村倫也主演の作品です。
ガバガバですが、設定や世界観は悪くないと思います。
ただ、演出やストーリー構成がいただけなかったです。
ダレるし、眠くなります。
ラストに近づくにつれ少しはマシになりましたが、全体的に盛り上がりのない映画。
けっこう期待していただけに残念。
名も無き世界のエンドロール
これも期待以下でした。
最初は面白いかもって思いましたが、だんだんつまらなくなっていき、オチも途中で分かってしまいました。
いい意味で分かりやすい、悪い意味でインパクトのない映画。
言い方は悪いけど内容よりもキャストを観る作品なのかなって思いました。
ファンのための映画みたいな感じがします。
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天外者
天外者は、三浦春馬さんの遺作です。
内容は歴史ドラマで、おじさんの好きなジャンルでしたが、期待以下でした。
評価が非常に高いため、期待していたのですが、平均的、またはそれ以下の時代物です。
この内容をこの時間でまとめるのはちょっと無理があると思います。
役者の演技も「うーん」って感じでした。
ただ、三浦春馬さんは相変わらず爽やかでキラキラ輝いていました。
最近、観た映画の感想・レビューでした。
あくまでもおじさんの感想なので、違う人が観たら面白かったり、つまらなかったりすると思いますが、参考になれば嬉しいです。
「コンプリシティ/優しい共犯者」と「ミッドナイトスワン」、これはぜひ観てほしい。
どちらも素晴らしい名作です。