圧倒的なリアリティ!「佐々木、イン、マイマイン」を観てほしい
本日、素晴らしい映画と出会いました。
それは「佐々木、イン、マイマイン」という作品です。
別に有名な役者も出ていないので、おそらく知らない人が多いと思います。
でも、おじさんの中では共感し、最高に面白く、感動できる作品でした。
ジャンルは、青春映画に分類されると思いますが、単なる青春映画ではありません。
はるか斜め上をいく青春映画です。
評判が良かったので、試しに観てみたのですが、想像以上にいい作品でした。
序盤は正直あんまりかなと感じましたが、だんだん面白さが増してきて、最後は感動と喜びで泣きました。
ちなみにタイトルになっている「佐々木」は主人公ではありません。
主人公の友達です。
この辺は「桐島、部活やめるってよ」に似てます。
佐々木はクラスにいそうでいない、いないようでいる、そんな感じの男です。
ピエロみたいなタイプだと思ってください。
そして、ただの凡人だけど友人に影響を与えるインパクトの持ち主。
観終わる頃には、この佐々木という人物を大好きになっているはずです。
おじさんは、めちゃくちゃ好きになりました。
たんたんと話が進むため、大きく盛り上がるのはラストくらいですが、ところどころにセンスを感じます。
音楽が入るタイミング、絶妙なカット、どこか懐かしい映像。
登場するオモチャや小物のセンスも好きでした。
粗い雰囲気ですが、非常に細かい部分にも力を入れている丁寧な作品。
2000年代前半の映画を観ているような印象を受けました。
ちょうどそのくらいが、おじさんの青春時代だったこともあって、心に響いたのかもしれません。
そして、肝心のラストですが、最高でした。
「このまま終わってしまうのか、でももしかしたら・・・・・」と淡い期待を抱いていたら、望んでいた嬉しい結末に。
佐々木、佐々木、佐々木、佐々木とおじさんも連呼してしまうほど興奮しました。
感情移入できるかどうかは別として、とてもクォリティの高い素晴らしい作品なので、みなさんにも観てほしいです。
多少、ツッコミどころはありますが・・・・・。
キャストだけ豪華で内容が薄っぺらいしょうもない作品を観るより、断然この「佐々木、イン、マイマイン」を推します。